ねぎ苗
ネギについて
長ネギは根深ネギとも呼ばれ、葉鞘(ようしょう)部に光を当てないように土寄せを行い、軟化させます。 家庭菜園で長ネギをつくる場合は軟白部の長さが30~40cmを目標にしましょう。 一方、葉ネギは日光をたっぷりと当てて葉鞘(ようしょう)を青々と伸ばしていきます。ネギの好みには地域差があり、ネギといえば、関東以北では長ネギを指し、関西地方以南では葉ネギを一般的に指します。
苗づくりをしましょう | 苗をあらかじめ作ってから植えつけを行うと品質の良いネギが栽培できます。 市販されている苗からはじめるのがおすすめです。 |
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ネギ坊主が出てきたらどうしたらいいの?
採種をしないのであれば、すぐに取り除いてください(花が咲いたり種ができることは作物にとって負担がかかります)。ネギ坊主ができた部分の葉は成長が止まりますが、まだ分けつする可能性があります。
生育が悪いのはなぜ?
ネギは高温多湿に弱く、そのような環境下では生育が悪くなります。また断根によって生育が悪くなるので、土寄せの際は注意して下さい。
苗づくり
畑の一部を耕し、石灰を約1坪あたり500gまき、混ぜ込み酸度調整をしましょう。1週間後、化成肥料500g、牛ふんを施します。苗床に10cm間隔ですじまきし、土を薄くかぶせます。本葉が2~3枚のころに2cm間隔になるように間引きします。苗は20~30cmになるまで苗床で育てます。その間、肥料が不足しないように化成肥料を10日に1回を目安に軽く追肥します。
土づくり
石灰を約1坪あたり500gまき、混ぜ込み酸度調整をしましょう。1週間後、化成肥料500g、牛ふんを施し耕します。 幅80cm、高さ10cmの畝を作り、中央に長さ1m当り、たい肥1.5kgと油粕100gを施して土を埋め戻します。畑の耕起の時点で肥料が施してあれば、あらためて畝の中に油粕などを投入する必要はありません。ネギは湿害に弱いので水はけのいい土地を選びましょう。 幅60cmの畝にあらかじめ植え溝(幅15cm、深さ20cm)を掘り、土を落ち着かせておきます。
植えつけ
苗を植え溝に10~15cm間隔に立て掛ける様に並べ、そこに3cmほど土を入れます。さらに乾燥を防ぐためにその上に堆肥や切りワラを入れるといいですよ。
土寄せ
植えつけ後、40~50日後に1回目の土寄せを行います。1度に5~6cmの土をかけていき、この時に化成肥料を1株ごとに化成肥料を一握りずつ与えます。その後、土寄せを行い、最終的には葉の分かれ目まで茎が隠れるようにします。
収穫
最後の土寄せから3~4週間したら、畝の端から土をくずして根元から抜き取ります。土の中の茎は白く柔らかくなってきています。